国際会議への参加

アジア・太平洋地域の国際会議と、世界レベルの国際AIDS会議がそれぞれ交互に2年に1回行われています。
JHCは毎回各国に出向いて会議に参加し、世界の最新情報や各国の状況について情報を得たり、研究発表・展示・デモンストレーション・現地NGO訪問などを通じて日本の状況にいても発信を行っています。

第9回アジア太平洋地域AIDS国際会議
International Congress on AIDS in Asia and the Pacific

テーマ
Empowering People, Strengthening Networks
人々を元気・力づけ、ネットワーク・つながりを強化しよう。
期間
2009年8月9日~2009年8月13日
コミュニティフォーラム 2009年8月7日~9日
主会場
BICC(Bali International Convention Centre)
主催
Coordinating Ministry of People's Welfare(インドネシア福祉省)
Ministry of Health(インドネシア保健省)
Ministry of Culture and Tourism(インドネシア文化観光省)
National AIDS Commission(国家AIDS委員会)
後援(主)
ASAP(AIDS Society of Asia & the Pacific アジア・太平洋AIDS学会)
UNAIDS(国連AIDS合同計画)
後援(副)
Australian Government(アーストラリア政府)
AusAID(オーストラリア援助庁)
UNDP(国連開発計画)
GFTAM(AIDS・結核・マラリア対策世界基金)
WHO(世界保健機構)
UNFPA(国連人口基金)
Coalition of Asia Pacific Regional Networks on HIV/AIDS(AIDSネットワーク連合)
企業
Abbott(アボット), Chevron(シェフロン), dkt Indonesia(コンドーム会社)
共催
APN+(PWH/Aのアジアネットワーク)
GNP+(PWH/Aのグローバルネットワーク)
APNSW(アジア・太平洋地域のセックスワークのネットワーク)
OPEN SOCIETY INSTITUTE(開かれた社会研究所)
ICW(International Community of Women living with HIV/AIDS)
APCOM(Asia Pacific Coalition on Male Sexual Health)
CARAM-ASIA(Mobile-People/Immigrant/Migrantのアジアネットワーク)
参加国
78ヵ国
参加者
会議登録参加者3824名 / メディア262名 / 展示出展者122名
会議組織委員172 / ボランティア218名 / セキュリティ291名
技術スタッフ589名 / 来訪者531名       合計 約6,009名
会議内容
会議では、2,334の抄録が集まり、116のスキルズビルディングワークショップのプロポーザルが集まりました。その中から、349の抄録が64のセッションに分けられ、1,932の抄録がポスターセッションとして選ばれました。また、スキルズビルディングワークショップは32のテーマで行われました。
Plenary Sessions(基調講演)
プレナリーセッションは5回あり、「アジア太平洋地域のHIVの動向」、「ヘルスシステムの強化とHIV対策の継続性」、「不公平性、脆弱性とAIDS」、「政策の実行力とガバナンス」、そして今回のテーマ「人々のエンパワーとネットワークの強化」というタイトルの下、発表がありました。
Oral Sessions
HIV/AIDSにおける様々な課題が、「感染拡大の理解と予防対策の強化」、「治療、ケア、サポートのための連携の強化」、「社会文化、経済、政策決定におけるHIVの理解と対策」、「リーダーシップと対策の拡大」という4つのトラックに分けられました。様々なスピーカーの発表がなされ、テーマのもと議論がなされました。
Poster Presentation
1,932のポスターは、毎日入れ替わりで展示されました。発表者はお昼の時間にポスターの前に立ちプレゼンテーションします。
Skills Building Workshops
参加者を巻き込んだワークショップ形式で、経験を共有したり、実際の活動やプログラムを体験したりしながら、新たな技術を身につけます。
Satellite Meetings
企業や政府機関、学会、NGOなどが主催する発表。
Symposia
シンポジウム。
Exhibition
各国AIDS関連省庁や機関、国際機関、NGO、企業、次回ICAAP開催国、7sistersなど、およそ40の団体によるブース出展による展示スペース。
Asia Pacific Village
会議テーマをより楽しくカラフルにそしてフレンドリーに表現した文化交流スペース。会議登録者だけでなく、市民も参加できる場になっている。ダンスや音楽、様々なパフォーマンス、アート作成、写真展、トークショウなども行われる。
Field Visit
地元のNGOや病院、ヘルスセンターなどの活動見学に出向くプログラム。
Movie Screening Programme
会場内のシアターで上映されるドラマやドキュメンタリーのプログラム。
Ambassador Meeting
インドネシアのAIDS大使であるアニ・バンバン・ユドヨノ大統領夫人を筆頭に、AIDS大使として執るべきHIV/AIDS対策における役割や行動、責任について話し合います。
Pre Congress Community Forum
会議の前に行われるフォーラム。今回は8つのフォーラムがおよそ2日間にわたり開催されました。PLHIVフォーラム、Interfaithフォーラム、Migrantsフォーラム、People who Use Drugsフォーラム、Sex Workersフォーラム、The 200フォーラム(MSM)、Women Including Lesbiansフォーラム、Youthフォーラムです。

アジア・太平洋地域のAIDSの概要(2008年のUNAIDS報告)

PLHIV数
5,00,000人[4.1-6.2 million]
この内、インド、中華人民共和国、タイ、ヴェトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジア、ネパール、パプアニューギニアの9ヵ国で、4,500,000人を占めている。
新規感染者数
380,000人[20-65万人]
AIDSによる死亡者数
380,000人[27-49万人]

インドネシアのAIDSの状況(インドネシア保健省の報告と会議セッションで得た情報より)

人口
2億2,800万人(2008年政府推計)
33州
宗教
イスラム教88.6%、キリスト教8.9%(プロテスタント5.8%、カトリック3.1%)、ヒンズ-教1.7%、仏教0.6%、儒教0.1%、その他0.1%(インドネシア中央統計局統計)
最初の報告
1987年バリにてAIDSの最初の報告
PLHIV数
中間推計270,000人[190,000 - 400,000]
感染率
0.2%[0.1 - 0.3%](15~49歳の成人の間での感染率)
IDU(Injecting Drug Users)60% / IDUパートナー8%
FSW(Female Sex Worker)5% / FSWクライアント18%
クライアントのパートナー3% / トランスジェンダー2%
MSM(Men who have Sex with Men)6% / Prison3%
ART
234ヵ所(病院、ヘルスセンター)
ARV 無料 1st Line: インドネシア政府、一部GFTAMと各国ドナーより
2nd Line: GFTAM
VCT
547ヵ所(病院、ヘルスセンター、NGOなど)
PMTCT
25ヵ所(病院)
・182ヵ所のヘルスセンターやNGOがドラッグユーザー(IDU)やプリズンでのHIV感染予防のための情報やサービスの提供をしている。
AIDSのための国家予算
73,000,000USドル
・2006年に国家AIDS対策委員会(Komisi National Penanggulangan AIDS)を設置。
・現在2007-2010年国家HIV/AIDS行動計画を進行中。
・国内にポジティブの女性のためのネットワーク、PLHIVのネットワーク、IDUサバイバーのネットワーク、セックスワーカーのネットワーク、ゲイ・トランスジェンダー・MSMのネットワークがある。

インドネシアの国旗インドネシアの国章


参加レポートは以下のPDFよりご覧ください。
9th_icaap.pdf

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